繰り出し位牌(回出位牌)とは?作り方や注文方法を解説!

繰り出し位牌(回出位牌)とは?

繰り出し位牌(回出位牌)とは?

繰り出し位牌の種類

繰り出し位牌(回出位牌)とは、7枚から8枚のご先祖様の戒名及び法名や没年月日、俗名、享年などを記入する札板を収納することができるお位牌になります。様々な宗派の方にご利用いただいていますが、浄土真宗の方が比較的多く利用されています。

繰り出し位牌(回出位牌)と浄土真宗

なぜ浄土真宗の方が多く利用されているかというと、少しお堅い話になりますが・・・

浄土真宗には追善供養と言う教えが存在しないため、他の宗派に比べお位牌がそれほど重要視されていません。そのため、一般的なお位牌ではなく、繰り出し位牌や過去帳を利用する風習が根付き、家々のご先祖様を記して後世に引き継がれていくようになりました。

繰り出し位牌(回出位牌)は誰が書く?

一般的には、お寺の住職様、または仏壇屋さんで文字入れ、名入れを行います。ただし、誰が書くという決まりがあるわけではありませんので、ご家族やご親族の方で達筆な方がいらっしゃったら、その方に書いていただいても大丈夫です。

繰り出し位牌(回出位牌)の作り方・書き方

表紙の文字入れ・名入れ方法

表紙の札板に文字入れを行う場合、一般的に「〇〇家先祖代々之霊位」や「〇〇家先祖代々」「〇〇家先祖代々之精霊」と記入します。浄土真宗の場合は、霊や魂という表現はしませんので「〇〇家之位牌」などと記入します。

内札の文字入れ・名入れ方法

内札への文字入れ・名入れは、内札の仕様によって異なります。内札には「白木札」と「共札(黒塗りのお位牌の場合は黒塗り札、唐木のお位牌の場合は唐木札)」があります。
※唐木位牌とは、紫檀や黒檀を使用したお位牌のことです。

白木札は、繰り出し位牌の一般的な仕様になるのですが、基本的には、墨汁を用いて「手書き」にて黒文字で仕上げます。

共札の場合は、「手書き」や「機械彫り」または「機械書き」にて金文字で仕上げていきます。繰り出し位牌への文字入れは、1文字1文字が小さくなることがありますので、当店では「機械彫り」または「機械書き」での文字入れをお勧めしております。

繰り出し位牌の注文方法

それでは、繰り出し位牌(回出位牌)のご注文方法についてご説明させていただきます。

デザイン・サイズを選ぶ

まずは、デザインとサイズをお選びください。

デザインは、伝統的な黒塗りの繰り出し位牌や、唐木材(紫檀や黒檀)を使用したタイプ、モダンなデザインのタイプがあります。お仏壇の雰囲気や、お客様のご要望に沿ってお選びいただければ大丈夫です。

サイズについては、お位牌を設置する場所をもとにお選びください。
繰り出し位牌は、お位牌の上部に屋根が付いている場合がありますので、総高さに注意しながらお選びいただくと良いでしょう。
サイズについてご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

宗派を選ぶ

次に、「宗派」を選択してください。念のため確認しておりますので、ご不明な場合は「その他」をご選択ください。宗派によって「梵字」お付けする場合がありますので、梵字の有無も併せてご選択ください。

梵字例

内札の種類を選択する

続いて、繰り出し位牌に内蔵されている札板(内札)の仕様をお選びください。

内札は、「白木札」と「共札」から選択いただけます。
※共札とは、黒塗りの繰り出し位牌の場合は「黒塗り札」、唐木材(紫檀・黒檀)繰り出し位牌の場合は「唐木札」となります。

文字入れ方法を選択する

続いて、文字入れ方法を選んでください。

一般的には「白木札」には、手書き文字で、「共札」には、手書き文字、機械彫り、機械書きからお選びいただいております。

文字情報の送付方法を選択する

続いて、文字情報の送付方法をご選択ください。当店では、ホームページからはもちろん、LINEやメール、ファックス、お電話からでも文字情報をお伺いしております。お客様のやりやすい方法で文字情報をお送りください。

※専用のファックス用紙もご用意しておりますので、ご希望の方はお気軽にご連絡ください。

様々な注文方法について紹介

先ほど、文字情報の送付方法についてご説明いたしましたが、ご注文自体についても様々な方法をご用意しております。ご注文のみならず、ご不明な点やご要望等もお伺いしておりますので、お客様のお好みの方法でお気軽にご連絡いただければ幸いです。

詳しくは以下のページよりご確認ください。

過去帳を通販で購入する際のご注文方法についての説明