【過去帳の記入方法】「手書き」と「機械書き」の違いについてご説明

手書きと機械書きはどう違う

当店では過去帳に対し「手書き」と「機械書き」にて文字入れを行なっております。「手書き」と「機械書き」どちらがおすすめですか?という問い合わせを幾度も頂戴しておりますので、いくつかのカテゴリーに分けてご説明させて頂きます。

ご注文を頂く割合について

あくまで当店での数値になりますが、「手書き」と「機械書き」のご注文を頂く割合は9:1位で「手書き」にてご注文を頂いております。

なぜ現在でも「手書き」が選ばれているのかという事ですが、過去帳は世代を超えて引き継がれていくものになりますので、過去帳の素材(鳥の子和紙)に墨汁を用いて仕上げることで“耐久性”の面で安心して依頼を頂いているのではないでしょうか。

過去帳=手書きというイメージを持たれているお客様が多い事も、上記の割合に表れているのだと思います。

仕上がりについて

手書きと機械書き-仕上がり例
「手書き」での文字入れの良いところは、手書きの温もりを感じられることです。パソコンや機械では表現することができない、書家の筆遣いも感じることができます。
当店に在籍する職人が、墨汁を用いて1文字1文字丁寧に仕上げていきます。

「機械書き」の良いところは、専用の機械で作業を行うことで同じ書体、同じ文字間で統一感のある仕上がりとなります。パソコン等が普及している現在では、機械での文字入れも今後さらに需要が増えていくと思われます。

文字の耐久性について

墨汁を用いた「手書き文字」は、言うまでもなく100年以上の耐久性を有します。

「機械書き」については、手書き文字に比べて検証可能な歴史が浅いのですが、現時点で30年〜50年の耐久性は有しています。

金額と納期について

手書きと機械書きの金額の違い
当店にて過去帳を購入頂いた方には、「手書き文字」「機械書き」共に1霊1,300円にて承っております。(1霊分は文字代無料!)
代筆、記入代行のみの方は、1霊1,300円となります。

納期についても「手書き文字」「機械書き」ともに同じになります。通常1週間程で納入しておりますが、霊位数が多ければもう少し日数を頂くかたちになります。