目次
過去帳に記入する内容について
一般的に過去帳には、法名(戒名)・没年月日・俗名・行年(享年)を記入します。加えて、続柄を記入する方もいらっしゃいます。長い年月が経っても、故人との関係性が分かるようにしておくことも重要です。
上記の基本的な内容と共に、故人の詳細な情報などを記入する方もいらっしゃいますので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
過去帳への記入方法について
当店では、「手書き」と「機械書き」にて文字入れを承っております。それぞれの良さを説明致します。
手書きで記入
従来から過去帳には墨汁を用いて「手書き」で記入されてきました。非常に耐久性に優れ、100年以上経ってもはっきりとした文字が残ります。
職人の筆使いや温もりを感じ取ることもできます。
機械で記入
近年、技術の発達により専用の機械を使用して過去帳に文字入れを行うことが可能になりました。
「機械書き」の良さは、均一的で統一感のある仕上がりになるところです。また、職人に頼らないので、違うお店で文字入れを依頼しても同じ書体で仕上がります。
今後、さらに技術が進歩してくることで、益々、機械での文字入れが普及してくると考えられます。
過去帳の仕様の違いと書き方
ここからは、仕様ごとの書き方や記入方法について説明致します。
「本紙」と「表紙」
過去帳には、法名(戒名)や没年月日などを記入する「本紙」と、◯◯家過去帳や◯◯家先祖代々などと記入する「表紙」で構成されています。
本紙は何行使って書けばいいの?
本紙に記入していく際に、ご先祖様の霊位数によって使用する行数を調整します。霊位数が多いと少ない行数で(1行か2行)、霊位数が少ない場合には行数を多めに取って(3行か4行)記入していきます。
「日付の印字」の有無
「日付け有りの過去帳」
過去帳には「日付け有り」の過去帳と「日付けなし」の過去帳の2タイプがご用意されています。
「日付け有り」の過去帳には、故人がお亡くなりになられた日付けが印字されたページに記入していきます。一方、「日付けなし」の過去帳には、1ページ目から順番に古いご先祖様から記入していきます。
「日付け有り」の過去帳と「日付けなし」の過去帳の書き方や記入方法についてまとめたブログがございます。詳しくはこちらをご覧ください。
「罫線」について
過去帳はサイズ(大きさ)によって罫線の仕様が異なります。商品によっても異なりますが、4、5寸もしくは5寸以上になると上下2段に分ける罫線が存在します。罫線の仕様によって書き方や記入方法をご紹介します。
中央に罫線のある過去帳の記入例
上の図のように、上下2段に罫線が分かれる場合、上の段に法名や戒名を、下の段に没年月日や俗名、行年を記入します。
新調の他に代筆や記入代行にも対応しています!
当店では過去帳の販売及び文字入れのほか、お手持ちの過去帳への代筆、記入代行も承っております。下のバナーよりご確認下さい。